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距離と観察
人を馬鹿にしたような 表情というものの
評価の高さは どうやら特異的であるようだ
首と顎を流れる線も 目じりの切れ方も
全部があの子のものなんだよ 至極当然のこと
まさか切り取ることも叶わないから
好きでも
この微熱は向かうところが違う
ハート柄のボクサーを履いてた あの子の髪は
夏が終わり 冬になると
ふわふわに生えかわった
そこそこに長身痩躯 腰に手をついて
たそがれるふりで本当は
晩ごはんのこと思い巡る
だれかに似た流し目 白い肌が
好きでも それでも
何か違うと分かってる
つっぷしている仲間のうちの
一人の意図せず撃った弾は
活字をまわすことで こっちに流れてきた
遠くから 見ていたのに やめてくれ
あんまり傍に座られてしまった
近さに 目が くらむけど
まさか切り取ることも叶わないから
好きでも
この微熱は向かうところが違う
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